組版

組版とは印刷工程の一つで、書籍の文字や画像などのレイアウトを印刷の型となる「版」を「組む」作業を指します。組版には様々なルールが存在し、特に平仮名や漢字、英字など様々なタイプの文字が入り混じる日本語は読みやすさ・見やすさを維持する為に複雑な設定が求められます。

最近ではDTPの台頭によりレイアウトの設定自体が非常に簡単になりましたが、仮にそのデータが何らかの理由で失われてしまった場合、書籍のレイアウト（とコンテンツ）を再編集するには、原本を電子化・テキスト化して編集できる状態まで変換し、InDesign等のDTPソフトで編集するという作業が必要です。古い書籍ほど組版が失われたケースが多く、その為組版をDTPソフトで再現することが増えています。